頭打つ? あまりにも低すぎるガードから電車を見ると?【ゆっくり運転士の旅行記】

旅行記

さぁここは大阪市淀川区。
私はJRの塚本駅、加島駅、阪急の十三駅、神崎川駅、4つの駅の中心部付近にいます。
今回はちょっと変わったガード下のご紹介です。

ここ知ってます?


ガード下って言ってたのに踏切を渡ってるやんと思われるかも知れませんがご安心下さい、この先です。

まずは踏切を渡る

自転車の人が頭を下げて通過する低いガードがありますが、このガード下でもありません。
この先です。

頭を下げて通らないといけないがここではない

地面が掘り下げられ、一段と低いガード下があります。

ここが低すぎるガードした

今、私の胸元あたりでカメラを回していますが、すぐ上に線路、気持ち頭を下げながら通過しないと、ガードに頭が当たってしまいます。

下をくぐるとすぐ上に橋脚が…

反対側から見るとこんな感じ、注意喚起を促す看板には堂々の1.2メートルの表示。
ここは低すぎるガード下として有名な場所です。

輝く1.2mの看板

看板には1.2mと書かれていますが、私の印象だと本当に1.2mだともっと体を折りたたんで通行しないといけないと思うので、実際には1.4mぐらいの高さなんじゃないかと思いますね。
そして年季の入った頭上注意の表示。何人がここで頭を打ったんですかねww

輝く頭上注意の看板

ここには4本の線路が引かれていて、神戸線から分岐して宮原車庫方面に向かう列車が通る線路で名前は北方貨物線。
普段、旅客列車が通ることはありません。
で特にガードが低い手前の2線は、宮原車庫を出発して大阪駅から北陸に向かうサンダーバードなど京都方面に向かう列車に使用される線路で、逆に京都方面から来た特急列車を宮原車庫に回送するときにも使用されています。

手前の2線は特急回送が通る

そして奥の2線は、岡山方面からやってきた貨物列車が大阪駅を経由せずに東京方面に抜けるために使用される線路で、逆に東京方面からきた貨物列車が岡山方面に抜ける場合にも使用されています。

奥の2線は貨物列車が通る

踏切が鳴っているので何か来ますね。
ゆっくりとカーブを曲がってきた貨物列車は岡山方面からやってきました。
踏切を通過して列車は宮原車庫方面へ、このあと新大阪付近で今度は京都線と合流して吹田貨物ターミナルへ運転されていきます。

踏切を貨物列車が通過

わざわざこんな線路を通らずに大阪駅を経由すればええやんと思われるかも知れませんが、大阪駅を通るよりもこっちの短絡線を抜けた方が走る距離を短縮することが出来て経済的です。
あともしダイヤが乱れたとき、大阪駅ってよく乗務員の手配が上手くつかず電車が詰まっていることが多いんですよね。
そんなところに貨物列車を突っ込んだら余計に混乱が広まるだけなので、迂回ルートがあれば逃がすことができありがたいルートになりますね。
踏切から線路を眺めて見ましょう。
こっちは先程、貨物列車が進行して行った宮原車庫方面。
この先で4本の線路がそれぞれ合流して2本の線路になります。

宮原車庫方面

反対側を向いて右側に行く2本の線路は岡山方面へ、左側にいく2本は大阪方面へ行く線路でそれぞれ上下線に分かれています。

神戸線方面

さぁ電車が来ました。
683系が通過していきます。

頭上を683系が通過 この迫力は凄い

すぐ上を電車が通過、手を伸ばせば床下機器に手が届きそうですね。
博物館ぐらいでしか電車を真下から観察できないと思って、興味本位で本当に触ったらエライ目に合いますよ…
一発で服とかが床下機器に引っかかって引きずられますね。
助けてと叫んだとしても運転士は絶対に気付くことが出来ないので、命絶えるまで引きずられてエライ目に合うので絶対にやめましょうね。

床下機器に手が届きそう

今度は別角度から。
また683系が通過します。

今度は別角度から

床下機器を見ているとさすが北陸特急。
普通の電車なら色々なものが付いてごちゃごちゃしていますが、雪害を考慮してなるべく平滑にしてカバーで覆ってありますね。

床下機器がよく見える

今度は貨物列車がやってきました。
けん引するのはEF210、満載の貨物をけん引します。

貨物列車が通過

ちょっと見にくいかもしれませんが、台車が通るたびにガードが沈んでいますね。
それだけ重い貨物を満載しているんですね~。
床下機器も電車と違ってほとんどついていませんね。
こんなまじまじと貨車を床下から見れるのはこんな所ぐらいでしょうね。

ガードがきしんでいる…

さて今回は大阪にあるちょっと変わったガード下をご紹介しました。
低すぎるガードは真下から列車を観察できる絶好の鉄道スポットでした。

通行時はご注意ください

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