はじめに
列車で1番偉い人は車掌。
どこかで耳にしたことがあるかも知れません。
でも実際仕事をしていると、全然車掌が偉いとは思いません。
実際に働かないと分からない空気感を解説します。
なぜ車掌が偉いのか?
今は車掌という名称ですが、大昔には列車長と言われていました。
列車長はその名の通り、列車のトップで列車長が全てを取り仕切っていました。
指揮命令系統として、列車長の下に運転士など他の乗務員を配置されていた歴史があります。
今でも電車を動かすためには、車掌が電車を動かして良いですよと運転士に合図を送ることで、電車が動き出すので大きくいえば車掌が電車を動かしていると言っても過言ではありません。
ただここまでは建前上、車掌が偉いと言うお話。
実際現場では車掌が絶対的に偉いってことはありません。
実際に偉いのは?
電車で誰が1番偉いのか。
それは運転士に決まってます。
そもそも会社の昇格順序として、車掌から社内試験と国家試験の両方を合格して運転士になります。
車掌→運転士の順で昇格していき、国家試験を合格して運転免許を取得した運転士と、たかが社内試験で車掌になった人では、普通に考えて勉強を一杯した運転士の方が偉いってなります。
で、給料水準も車掌の手当よりも運転士の手当の方がたくさん貰えるので、同年齢であれば運転士の方が給料が高いです。
そんなこんなで会社の空気感的に車掌よりも運転士の方が偉く、車掌は運転士に気を使う空気感が出来上がってます。
でも結局は?
運転士の方が偉いって考え方もあくまで一例です。
やっぱり仕事をしていくにあたって、多くの人が年配の人の方が偉いという年功序列で考える人が多いので、運転士、車掌と関係なく年齢が上の方が大体偉そうにしてますね。
普通の会社でも一緒だと思いますけど、年上の部下って偉そうな人多くないですか?
まぁ絶対にとは言いませんが、あくまで傾向ですよ。
話を戻して、特に若い運転士にベテランの車掌の乗り組みなら、圧倒的に運転士側が車掌に対して気を使うのが普通ですね。
めちゃくちゃよいしょする必要はないですけど、気を使ってますよ~っていう空気感は最低限必要ですね。
そうはいっても若い運転士に対しても低姿勢のベテラン車掌もいてるので、その人の人柄とか人間関係によってどっちが気を使うのかはその時々ですね。
結論
規定的には車掌が偉いとなっていても、仕事をするにあたってはやっぱり運転免許を持っている運転士の方が一目を置かれます。
ただ最終的には車掌・運転士は関係なく、年齢が上で偉そうにしている人の方が偉いって風潮があります。
個人的にはスムーズに仕事が出来れば何でもいいんですけど、変な気を使ってどうのこうのは面倒くさいですね。
そうはいっても年長者を敬わないといけないのはどこの会社でも一緒だと思うので我慢しないといけないですね。
裏話
なんか年功序列を強要する人ほどろくな人はいないですよね…
気を使えることは大事なんだと思うんですけど、気を使いすぎたあげくミスをするってことがありますからね。
例えば決められた作業手順があるにも関わらず、ベテランが怖いからその人がやりやすいように自己流の手順で作業して、間違いがあったとか…
なにが悪いって、ベテランが楽できるように若手が作業しろっていう空気間が悪いです。
それでミスしたら上に怒られますし、正規の作業手順で作業したらベテランに気の使えん奴認定されるし、ろくなことないですよね…
コメント