なぜ立っているのか? 運転士・車掌・駅員が車内で立って移動する訳?【ゆっくり運転士のひとりごと】

ひとりごと

はじめに

皆さんが電車に乗っているとき、同じ車内に制服を着た鉄道員が移動しているのを見たことはないですかね?
ちょっと不思議な光景かも知れませんが、そんな光景を見たあなたはどう思いますか?
移動している鉄道員が考えていることを解説します。
それでは出発進行。

なぜ車内に制服で?

まず最初になんで制服を着た人が車内に乗っているのと疑問に思われるかも知れませんね。
例えば最近は無人駅が増えてきていると思います。
その様な無人駅には、近隣の駅から駅員が定期的に見回りに行っています。
そしてその駅でトラブルがあったときも駆けつけます。

無人駅には付近の有人駅から巡回しに行きます

あまりにも電車の本数がない場合は、車でその駅に向かう場合もありますが、基本的に駅員は電車に乗って移動します。
他にも乗務員が行路の都合上、電車を交代したあと別の駅に移動して次の電車を担当する場合があります。
その場合も電車に乗って移動することになります。
乗務員が電車に乗って移動する場合は、車掌がいる乗務員室に乗せて貰う場合が多いですが、普通に車内に乗る場合もあります。
逆に駅員が移動する場合は車内に乗ることが多いです。
一般のお客さんの邪魔にならないようにこそっと乗車するわけですが、この時に思うことをこっそり教えちゃいます。

スワリタイ…

車内に乗って移動する場合、例えどんなに空いていたとしても絶対に立って移動しないと行けません。
立っているお客さん、座っているお客さんが入り乱れているならいざ知れず、シートに1人2人しか座っていないようなガラガラの車内なら座って移動したいのが本音です。
でもそれが出来ない。
それは簡単な話です。
お客さんからご意見が来るかです。
制服着て座っているなんてけしからんて言われるのが目に見えています。
あとはお金も払わずなに座ってんだですね。
なので端っこの方で息を殺しながら立って移動しているわけです。
そうするとお客さんから見たらあの人何してるんだろうとちょっと不思議に思う光景が完成します。

どれだけ空いていても立って移動します

隠れられる電車も?

先程乗務員の場合、乗務員室に乗せて貰える場合があると書きましたが、乗務員室に乗ったとて基本は立って移動します。
まぁ会社によってはがっつり座ってる所もありますけど、かなりの少数派です。
いずれもお客さんの目に付くからって理由ですが、中にはお客さんの目に付かない素敵な構造の電車があります。
例えば中間に乗務員室があってお客さんから中が見えないとか、業務用室みたいな小部屋があると勝確です。
お客さんから見えない場所があるなら中に入ればこっちのものです。
椅子があれば座って移動できますし、複数人で移動しているならお喋りしていても問題はありません。
だって見えないですもんww
まぁそんな電車は中々ないんですけどねww
さて今回は電車内で立って移動している鉄道員の裏事情について解説しました。
ガラガラの車内でも立っている訳はお客さんからのご意見が原因であることを知って貰えたと思います。

お客さんから隠れられる電車もあります

裏話

乗務員が電車に乗って移動するのは自社の路線だけとは限りません。
時には他社の路線を利用するときもあります。
例えば自社路線が運転見合わせになったときに移動しないと行けないとなったときに平行他社線で移動するときがあります。
この時勿論他社の運賃を払って乗るわけですが、この時も基本立っています。
お金を払って乗ってるのは他のお客さんと変わらないんですけどねww
でも座っていてそこの鉄道会社の乗務員やってお客さんに誤解されて変なトラブルを生むぐらいなら立っておこうってなっちゃいますね。

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