私の車掌人生で1番衝撃を受けた脱糞事件。
ガチでお客さんにブチ切れそうになりました。
もう時効だと思うので、厄払いを込めてお話しときます。
それでは出発進行。
脱糞事件
これは数年前のお話しです。
コロナが始まって初めての緊急事態宣言が出されたことにより多くの飲食店は営業自粛を呼びかけられていましたが一部の店は闇営業を行っていた頃でした。
その頃まだ車掌だった私はいつものように電車の1番後ろでお仕事をしていました。
車内は全ての座席が埋まり各ドア前に立ち客もいて、そこそこお客さんが乗っている感じでした。
そしてとある駅に着いたとき、ノーマスクで大声で喋りながらいい感じに出来上がっている男性2人組が乗車してきました。
この頃はコロナに対して世間が過敏になっている時だったので、私の目の前に立つこの2人組は周りのお客さんに若干引かれていた記憶があります。
さて電車はドンドンと進行し少しずつ車内が空いてきました。
座席が空いたのでこの2人組は座席に座りましたが相変わらず喋り続けています。
そして数駅進んで2人組の片割れが降車しました。
残された1人はやることが無くなったのでしょう、知らぬ間に眠りに落ちていました。
さらに数駅進んでとある駅に到着しました。
いつものようにドアを開けて、ドアが閉まる旨の放送を行いドアを閉めようとすると、いきなり降りてくる人が…
よく見ると先程まで爆睡していた酔っぱらいでした。
危ねぇなぁと思いながら、再度ドアを閉めようとしているとその人はあたりをキョロキョロ。
自分のよく利用する最寄り駅なら駅の構造を理解していると思いますが、この人はまるで初めてこの駅に降り立ったような振る舞い。
改札への階段はホームの真ん中なので前に向かって歩かないといけないのに、この人は一体何してるんだろうなぁと若干の違和感を感じました。
そしてその人は改札の方向に歩き出したわけですが、その人が履いていたグレーのスエットのお尻の部分が不自然に丸く茶色に汚れていました。
どういうこと?と思いながら電車は発車していき、その人の横を通過する直前まで車側監視を行いつつ観察していると、その不自然な汚れはドンドンと右足の方へと広がっていくではありませんか…
この瞬間嫌な予感がした私は慌てて車内に入ってその人が座っていたところを確認すると、バッチリと茶色いシミと匂いの忘れ物が残されていました…
その後…
最悪やと思いつつ、このまま放置するわけにはいきません。
もしこのまま放置したとすると、何も知らないお客さんがこの座席に座ってしまい服が汚れたとご意見を貰うのが目に見えています。
なのでひとまずは座らないで下さいと表示するとともに、近くの駅で清掃して貰えるように手配をしました。
で時間のある駅で駅員さんに来てもらって座席を拭き掃除して貰い、念の為既存のシートの上に1枚別の布を被せて、お客さんが座っても大丈夫な状態にしました。
それにしても脱糞した本人が電車から降りたとき辺りを見回していたのは、やらかしたことに気が付いて慌てて降りたけど、トイレの場所が分からず探していたからなんでしょうね。
まぁ私の目の前だったのでなんとなくの違和感がありましたけど、編成の真ん中だったら全く気付けてなかったでしょうね…
やらかしたことはしょうがないので、せめて一言言ってから降りるとか汚した責任を果たして欲しいと思う事件でした。
裏話
恐らくやらかした人はトイレに行ってある程度の処理?をしたんでしょうけど、その人は一体どうやってそこから帰ったんですかね?
って思って後日、後続の電車だった乗務員にこんな人乗って来ませんでした~って聞いたら確かに乗って来たてわって言ってましたww
ズボンそのままでww
って嘘みたいなホンマの話ですよ。
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